InstagramからWebサイトへの誘導TIPS〈北欧、暮らしの道具店〉の事例

仕事で管理しているソーシャルメディアアカウントが何個もあるふもぱん先生(他称)です。

Instagram は、投稿文やコメント文内のリンク(URL)が機能しません。ただの文字列として表示されるだけで、リンクがつかないのです。個人的に利用されている方でも、一部には不便だな〜と思われている方がいらっしゃるかもしれません。

Instagram でリンクがまともに機能するのは、アカウントのプロフィールページだけです。そこでなるほど〜と思ったのが、〈北欧、暮らしの道具店〉さんの工夫でした。

冒頭の画像で既におわかりいただけるかもしれませんが、位置情報などを記録する部分に「商品はプロフィールをクリック!」という文字列を入れ、プロフィールページに誘導しています。待ち受けるプロフィールページには、「▼instagramに登場したアイテムはコチラ」の文字に続いて専用ページへのリンクがあり、その飛び先にはしっかり商品をまとめたページが存在します。

この手の工夫は最近はじめて見かけて、なるほど〜と思いましたので備忘録まで。

位置情報を記入できる部分は、「俺の家」、「心の中」、「おやすみなさい」など、位置情報に限らない情報を入れて遊んでいる人はよく見かけます。そこに目をつけたのですね。入力欄を真面目にとらえず、ちょっと遊びで違う情報を入れてみるという考え方は持っておくとよいですね。

私はメディアサイトのソーシャルメディアアカウントに複数関わっていますが、ビジネス上はサイトへの誘導をどうしても視野に入れなければなりません。Instagram はサイトへの誘導が非常に難儀だったのですが、今回の〈北欧、暮らしの道具店〉さんのような工夫は参考になりました。

気づきの記録は計画的に。

参考)北欧、暮らしの道具店 @hokuoh_kurashi
参考)北欧、暮らしの道具店 instagram紹介商品のページ

『東大家庭教師が教える頭が良くなる思考法』まとめ

既に持っている本の存在を忘れていて、危うく2冊目を買おうとしていたふもぱん先生(他称)です。

その本というのが、『東大家庭教師が教える頭が良くなる思考法』(吉永賢一/中経出版)。最初何で買ったのか忘れてしまいましたが、以前「山本一郎が語る、投資すべきかどうかを自己判断するたった2つのこと」という記事で、「万人におすすめ」と紹介されていた本です。

人の思考回路はなかなか見えないものなので、東大医学部に受かってしまうような人の頭の動き方ってどんなものなのだろう? というミーハー魂から、本棚を掘り起こして読みました。私の脳内にある別知識や解釈という“ふもぱん添加物”とともにまとめてみます。無添加の内容は書籍をご覧ください。

思考の3ステップ

表紙にもある通り、結論は以下の3ステップを実行すべし、です。

  1. 見抜く(取り組むべき重要な問題を見極める)
  2. 決める(取り組み方を決める)
  3. やる(実際に取り組んでみる)

各ステップについて、要点をまとめます。

ステップ1「見抜く(取り組むべき問題を見極める)

発散させる

まずは以下の2点を、思いつくまま紙に書き出します。

  • 手に入れたいもの/やりたいこと
  • 消したい悩み/やりたくないこと

この「紙に書く」というのは、個人的な経験からも効果を感じます。考えごとを紙に書くという経験があまりない方は、ここだけでも実際にやってみるのはおすすめです。ポイントは「思いつくまま」に書くこと。裏紙など、いつ捨ててもいいくらいの紙を使うと、書くハードルが下がります。著者の方は「暗算よりも筆算の方が早く答えを出せる」と表現されていました。頭のなかであれこれ考えるより、書いて考えよ、と。まずは頭の中身を外に出してみることが肝心です。

別の本ですが、神田昌典さんの『非常識な成功法則』では、「やりたくないこと」をまず書きなさいとされています。「やりたくないこと」の裏返しが「やりたいこと」であることが多いことや、やりたいと思っていることは単なる思い込みであることも多いから、と。現に今いやだな思っていることを取り除く方が、モチベーションとしてわきやすいというのもありそうですね。

収束する

次に書き出した内容から、特に重要なものを探します。

「上司が嫌だ」「給料を上げたい」という“枝葉の問題”よりは、「仕事で圧倒的な結果を出したい」という“幹の問題”を見出します。仕事で圧倒的な結果を出せれば、自然と上司からの評価が変わり、給料も改善されるはず、ということですね。この問題を解決できれば、その他の問題も必然的に解決される、という問題を見極めます。ここでハシゴをかけちがえると違う目的地に向かってしまうため、重要な一歩です。

ポイントは、

  • 「消したい悩み」から考える(「手に入れたいもの」の裏返しであることが多い)
  • 「手に入れたいもの」は超具体的にする(「家がほしい」より、「間取りは4LDKで駅から徒歩10分、予算は3,000万円…」くらい具体的に)
  • 手段と目的を混同しない(お金は得てして手段に過ぎない、お金を使って得たいものを考える)

2番目の「手に入れたいもの」を超具体的にする件は、「SMART」の考え方が参考になります。

  • Specific 具体的である
  • Measurable  数字で測れる
  • Agreed 確かに必要と自分で同意している
  • Realistic 現実的(無理がない)
  • Timely 期日がある

「家がほしい」を当てはめるなら、

  • Specific 間取りは4LDK、駅から徒歩10分、東京23区内…
  • Measurable  予算は3,000万円あれば可能
  • Agreed 2人目の子どももできるため、たしかに必要
  • Realistic 候補の物件が存在する、頭金となる貯蓄やローンの返済も無理がない
  • Timely 子どもが生まれる翌年の3月までに

といった感じでしょうか。

ステップ2「決める(取り組み方を決める)」

ステップ1で見抜いた「取り組むべき重要な問題」を解決する方法を決めます。

発散させる

ここでも第一歩は「書き出す」ことです。頭の中であれこれ考えるよりも、ひとまず思いつくままに書きましょう。全然思い浮かばない場合は、調べてみたり、人にアイデアをもらったりするのもよいですね。

「4つの視点」でチェックする

出したアイデアは、以下「4つの視点」でチェックすることが提案されています。

  1. コントロール内のことを行う
  2. 達成までの期限が長いものは、それを分割する
  3. ハイリスクなものには手を出さない
  4. 長期的に利益が確保できるものを行う

行動する前にこんなにチェックするのか…と思ってしまったのが本音ですが、堅実に行動する方はこういうことをしているのでしょうね。特に「1. コントロール内のことを行う」は、自分ではどうにもならないことはやらない、ということで、思考においては重要な前提です。あの人が○○してくれるようにする、といった考えはコントロール外のことなので、自分ではどうすることもできないことが多いのです。

「4つのデータ」でチェックする

取り組み方へのチェックの視点がさらに登場します(慎重ですね)。それが「4つのデータ」です。

  1. 知識(プロの人や本、ネットなどから得た情報)
  2. 経験(自分自身や人の経験)
  3. 理性(自分で立てた仮説や予測)
  4. 直感(思いつき)

著者の方は、あらゆる情報はこの4つに分類できる、といいます。

中でも「1.知識」「2.経験」は比較的信頼に足るものですが、「再現性」のチェックが必要になります。「再現性」とは、「○○すれば□□になる」という法則のようなもので、その確実度が高いほど再現性が高いと言えます。再現性が高そうであればOK、低そうであればNGです。

一方、「3.理性」「4.直感」は信用ならぬものとされています。「4.直感」については、私は結構正しいことが多いと感じることが多いのですが、著者の方いわく「成功や失敗の体験を多々積んでいて、なおかつ成功している人」のみ有効とのこと。この点はあまり自覚していませんでしたが、直感は自分の経験量に照らして判断するのがよさそうですね。

シミュレーションする

上記「4つの視点」を「4つのデータ」でチェックしたら、残すはシュミレーションです。ここでは「本当にできるか?」を考え、実際に自分が行動している様子をイメージできるかたしかめます。例えば、

  • 貯金0円から3,000万円貯金する

という行動はジャンプし過ぎで、何をしたらいいかわかりません。

  • 毎日買っているコーヒーを週1にして毎月5,000円出費を減らす
  • 月3万円ずつ天引き貯金して、ボーナス月には10万円貯金する

など、すぐに取り組めそうな行動までブレイクダウンしていきます。

ステップ3「やる(実際に取り組んでみる)」

小さく始める

いきなり盛大に行動を始めるのではなく、小規模に始めて、感触を確かめます。例えば、著者の方はブログを書く時、いろいろなテーマで少しずつ書いてみて、反応の多かった記事を掘り下げて書く、というスタイルをとっているそうです。どれだけ調べて再現性の高そうな手法を知っても、実際にやってみないとわからないものです。

最初の一歩を踏み出すことが肝心ですので、ブログを書くこと自体が重い場合は、もっと負担の軽い作業に分解するのも◎です。何の記事を書くかメモする、タイトルだけ考えてみる、Facebook投稿から始めてみる、などでしょうか。

検証する

実際にやってみてどうだったか? を判断する「期限」と、達成基準となる「レベル」を設定します。先ほどのブログの例で言えば、

  • 1ヶ月間毎日書いてみて、月間の閲覧数が3,000を超えるかどうか?
  • 1記事あたりの閲覧数が100を超えるものがあれば、そのテーマを掘り下げる

などが考えられるでしょうか。ポイントは主観を入れず、数字で判断することです。人は自己肯定を得意とする生き物ですので、主観では正しい判断ができません。

習慣化する

検証の結果、効果があると実感できたものは、いざ本格始動です。習慣化、システム化することを目指し、自動的にその行動を実行できるようにしていきます。習慣化のコツは、手順や時間、場所を固定するのがよしとされています。ちなみに、特定の喫茶店を考え事をするためだけに使い、人と会ったり、読書したりする場所としては使わない、と場所の固定化を徹底されている人もいらっしゃいます。

個人的には既に習慣となっていること(入浴や歯磨きなど)の前後にくっつけると続きやすい、という実感があります。あとは人と一緒にやることですね(人の目という外圧を使う)。私は友人と「余白部(旧 精神と時の部屋部)」なる部活を定期的に催し、仕事以外の時間を強制的に捻出しています。

やる気を生み出す

いざやることが決まっても、なかなか行動できないことも多々あります。そういう時は、その行動をした結果、どんないい状態になれるか? という感情に訴えかけるのが有効とされていました(逆にマイナス感情は一時的な効果はあるものの長続きしない)。

また、人間は損得で動くため、メリットとデメリットを整理するのも有効です。何のためにやるのか? という目的は常に重要ですね。

まとめ

あらためて、『東大家庭教師が教える頭が良くなる思考法』の大まかな流れは以下の3ステップです。

  1. 見抜く(取り組むべき重要な問題を見極める)
  2. 決める(取り組み方を決める)
  3. やる(実際に取り組んでみる)

本書は簡潔かつ具体的に流れが書いてありますので、ワークブックとして使うのがよいと思いました。紙の書籍は長らく販売されておらず、古本は定価以上の値段がついているようですが、電子書籍の方がむしろ読みながらワークがしやすいかもしれません(Kindleなどは普通に買えます)。

考えごとは計画的に。

Photos : Startup Stock Photos

「また会いたい人」は第一印象でほぼ決まる

打ち合せでカフェや飲食店に入ることが多いふもぱん先生(他称)です。

書いてしまえばフツーのことですが、「人の第一印象」は営業的な観点で超重要だな、と最近度々思います。私は打ち合わせでカフェや飲食店によく入るのですが、「あ、ここはまた来たいな」と思うお店は大抵、人(店員さん)の第一印象がよいのです。

第一印象が大事だということは、世の中のありとあらゆる人が指摘する、至極当たり前のことかもしれません。が、当たり前のことほど、うっかり忘れてしまうことも多々あります。空気に感謝することがないのと同じです(極端?)。

私が最近行って「また来たいな」と思ったお店は、神宮前にある《navarre(ナヴァー)》というカフェでした。

暑苦しくない、適度な笑顔による挨拶に始まり、おすすめを含めた簡潔でわかりやすいメニューの説明、目を見ての会話、お金のていねいなあつかいなど。最初の1〜2分のやりとりで、「また来たい」と思ってしまいました。席についたあとも、「WiFi、使われますか?」など先回りしてニーズに応えてくれたり、陽ざしが強かったので「ブラインドをお下げしますね」と気を回してくれたり、終始印象がよかったお店です。

箇条書きにすれば、こうなります。

  • 挨拶ができる
  • 気持ちよいコミュニケーションができる
  • 充分な商品知識とプレゼン能力がある
  • 相手のニーズを読み取る
  • お金をていねいにあつかう

どれも多くの仕事において重要な要素ですね。

今回引き合いに出させていただいた《navarre》さんは、特別高級なお店ではありません。ドリンクは500〜600円前後ですし、ランチも1,000円台です。普通と言えば普通のお店かもしれませんので、そこであれこれ求めるのはどうよ? という考え方もあります。

ただ、カフェや飲食店は無数にあり、どこに行くか決めるのも大変です。それだけ競争相手が多い中で、初回来店時から「また来たい」と思ってもらえるかどうか? はお店にとって営業上の重要なテーマと言えるのではないでしょうか。私は次の場所探しで困ったら、《navarre》さんを選択します。

少し突っ込むと、お店はもとより、店員さんに感動しています。次回行ったときに、また同じ店員さんがいらっしゃるとは限りませんが、同じ印象の店員さんが他にもいらっしゃれば、今度はお店のファンになりますね。

私はフリーランスとしてはたらいていますので、提供する技術やサービス以前に自分自身が商品だと感じることが多々あります。これは会社員の方でもそう変わらないはず。仕事はもちろん、プライベートでも、人としての第一印象を再点検してみることは検討に値することだと思うのです。

自己点検は計画的に。

navarre(ナヴァー)

 

やりたいことに欠かせない「ロマンとソロバン」

2週間ほど前、京都・嵐山へ一人旅をしてきたふもぱん先生(他称)です。

旅は3泊4日でしたが、「一人合宿」と称して、今後のことをあれこれ考えていました。議題は主に「やりたいことをするには?」。本来やりたいことがあるけれど、その他必要に迫られている仕事も大事。そんな状況の方が多いのではないかと想像します。

私の場合、自分のやりたいことよりも、人に求められる仕事を優先する傾向があります。この両者のバランスが肝要なのですが…。何かと従順な(?)Japanese DNA を持つ方は、同じような方も多いでしょうか?

人として求められることはうれしいですし、自分のもっているものが少なからず人様のためになるなら本望です。ただ、バランスが偏りすぎると、「嗚呼、何か疲れてきたかも。」と遠い目をしてしまいます。

「さぁ、そんな己、どうする?」

その問いにこたえるのが今回の一人合宿の目的でした。

よい意味で効率のよい仕事を育てる

結論としては、効率重視の仕事をある程度育てるべきだなぁ、ということでした。ビジネス的には当たり前かもしれないのですが、京都の喫茶店でふと、そのことを再認識したのです。

旅行中、午前中と夜は宿で、昼間は京都にある喫茶店を渡り歩きながら、考え事の日々をおくっていました。中でもぜひ訪れたかった喫茶店が、《六曜社 地下店》さん。こちらは1階と地下にお店があり、それぞれ親子で経営されているお店です(地下がお父様、1階が息子さん)。余談ですが、こちらはホームメイドドーナツが素朴でおいしいですよ。

京都初日は《六曜社 地下店》さんで考え事をしていたのですが、後日、これまた喫茶店の《逃現郷》さんというお店で手にとった『京都・大阪・神戸の喫茶店』(川口葉子 著)という本に、六曜社さんの親子対談があるのを見つけました。

逃現郷
町家を改装した喫茶店で、奥の中庭の先には映画部屋があります。

日本では1960〜1970年代に空前の純喫茶ブームがあり、お店がお客さんで満杯になることも珍しくなかったそうです。今で言うスターバックスのようなイメージでしょうか(休日となるとすごいですよね)。

長年喫茶店の歴史を見てきた《六曜社 地下店》のお父様曰く、ブームの当時、お店の回転率を上げるためにお客さんを追い出したり、長居を禁止するような対応をとっていたお店はことごとく姿を消していった、とのこと。

お客さんが喫茶店に行く大きな目的のひとつに、「ゆっくり過ごす」というものがあります。この大きな価値提供をできないお店は支持されなくなり、結果的に消えていったのだと思います。

もちろん喫茶店も商売ですから、長居するお客さんが多ければ経営が立ち行かなくなります。消えていった喫茶店も「ゆっくり過ごしてほしい」という思い(ロマン)はありつつも、経営(ソロバン)が追いつかずに、やむを得ず回転率に走ったのかもしれません。

そんな中、六曜社さんが長年経営を続けられているのは、珈琲豆の販売があったから、とのこと。要は物販ですね。珈琲豆だけ買って行くお客さんや、喫茶店の帰り際に珈琲豆も買ってくれるお客さんなど、収支を改善してくれる要素が大切、というわけです。店舗経営をされている方にとっては至極当たり前のことと思いますが、

  • 非効率なサービス:ゆっくり過ごしてもらう
  • 効率的なサービス:珈琲豆の販売(物販)

…というバランスをつくることが大切なのですね。

物販の珈琲豆もただつくればいいというわけではなく、当然ながら「おいしい」という価値を提供しなければなりません。そのために、日々技術を磨かれてきたことも忘れてはならないポイントです。

自分のやりたいことを支えてくれる「珈琲豆」をつくる

ここで自分事に置きかえてみましょう。私の場合は「自分の好きなサイトをつくる」がやりたいことです。ただ、これで生活を成り立たせるのはそう簡単なことではありません。非効率なロマンです。

そこで、自分にとっての「珈琲豆」的なものって何だろう? と考えてふと思ったのは、WordPress のオリジナルテーマの制作と販売、でした。制作の技術を磨き、その成果物としてオリジナルテーマをつくる、というのは珈琲豆に通じるものがあります。

これまでも考えなくはないアイデアでしたが、今回の旅で理解が納得にまで深まりました。みなさんなら、どんな「珈琲豆」がつくれるでしょうか? ちょっと考えてみると、やりたいことへの希望が湧いてくるかもしれません。

ロマンとソロバンの両立は計画的に。

追伸:そう言えば、京都の喫茶店は計11店舗めぐりましたが、どのお店も東京と比較してお客さんが長居をしない印象がありました。食べて、飲んで、一息ついたらサッと出る感じ。さすが喫茶店文化のある土地だな、と思いました。サービスを提供する人と提供される人がお互いを尊重しているのを感じます。自分の仕事でも、微力ながらそういうカルチャーをつくっていくことが必要だな、そんなことも感じた京都旅行でした。

渋谷の「森の図書室」で集中したり寝たりする

森の図書室

昨晩は外苑前の「森のビアガーデン」にお呼ばれして行ってきたふもぱん先生(他称)です。

今日は渋谷の「森の図書室」へ参りました。森のシティ・ボーイです。

渋谷は打ち合わせや作業などで毎週のように行くのですが、どこも概して混んでいることが多いです。打ち合わせで使える穴場は、「渋谷で打ち合わせできるカフェ&バー【静か】【落ち着く】」というNAVERまとめの記事が参考になりますが、個人作業で集中できる場は意外とないなぁ、というのが個人的な印象です。

寝っ転がれる図書室

今日開拓した「森の図書室」は、作業する場所としてなかなかいいところでした。平日の昼間だからか、お客さんは数名。どうにも入りにくい入り口にはじまり(インターホンで開けてもらう)、少し落とし気味の照明や、壁一面の本棚が醸し出す “図書館感” が落ち着きます。

ちなみに窓際にベッド席のようなものがあり、危険です。油断するとその席に座り、おもむろに眠ってしまいそう。さすがに寝ている人は見かけませんでしたが、女性が体育座りをしながら読書されていて、ファッション誌の1ページのようでした。疲れたら、こっそりゴロンしてみたい席です。

フリードリンク&無料Wi-Fi(&電源)で1,500円〜

Wi-Fi はお店独自のものがあり、パスワードもなく、無料ですぐに接続できます(途中で切れることもなく、快適でした)。電源は全座席ではなさそうですが、一部にある模様。

フリードリンクが1,000円(税込み)で、おかわり自由。店員さんに入れていただくシステムですが、グラスが空いていると店員さんの方から「何か飲まれますか?」と聞いてくださいました。こういうところ、うれしいです(当社比)。+500円(税込み)でホットサンドもつくそう。会員でないと+500円(税込み)の席料がチャージされるため、非会員の場合は1,500円(税込み)が最低単価ですね。

ドリンクはコールドメニューのみなので、あたたかい飲み物がほしい方にはちょっと残念なところ。夏場で軽装で行きましたが、店内の空調も相まってちょっと寒い感じはありました。寒がりな方は羽織るものがあると安心です。イスは背の高いものなので(ベッド的な席を除く)、基本長居する場所ではないと考えた方がよさそうです。昼間の営業時間も13:00ごろ〜17:00と限定的です(18:00からBARタイム)。

時間を決めて集中/ぼんやりする場所として◎

ただ、ものは考えよう。集中して作業したり、読書したりすることを目的としていればいい空間です。私はあまりPCを開かず、もくもくと紙に書いて考える作業を中心にしていました。場所によってモードが変わりますね。

ある人にうかがいましたが、Aという場所では読書しかしない、Bという場所では書きものしかしない等、場所と目的をひもづけて使うとモードをうまく使い分けられると聞きました。マイ読書スポット、マイ書き物スポットなどをつくるイメージですね。

私なら、森の図書室は書き物スポットにしたい印象でした。疲れたら本棚の本をぱらぱらめくってみて、思わぬヒントに出会う、なんて素敵ですね。

体育会系に押される文化系

実はこちらにいるあいだじゅう、下からギシギシ音や地鳴りのような音が終始聞こえてきました。何かの工事でもしているのだろうか? と謎だったのですが、お店を出て下の階をのぞいてみると…

「ファイトフィット」

どうもサンドバックがはげしく揺さぶられている音だったようです。正体はこれだったのか…。

森の図書室

外にいても

「ッシューーーー!」

「ッシーーーー!」

という汗臭く、そして男らしい吐息が漏れ聞こえてきました。

体育会系フロアの直上に位置する文化系の森の図書室。座る場所によってはサンドバックのヴァイブレーションをお尻でわずかに感じることができますので、こういうのがお好きな方はぜひ。

文武両道は計画的に。

森の図書室
森の図書室(Facebookページ)

 

お店に「Webサイトつくりませんか?」と突撃するデジハリの人たち

趣味としてのWeb制作と、仕事としてのWeb制作はわけて考えねばならない、と割と最近きづいたふもぱん先生(他称)です。

仕事はたのしいかね?

「仕事」というと、どうしても責任感が求められるためか、気づくと義務感もセットになることが多いですね。「やらなければ」、「やらないと」、そんな気持ちで仕事にのぞむわけです。

その気持ちは仕事をするうえで欠かせないものですが、もっと「やりたい!」、「これやろう!」という気持ちも増やしたいですよね。

このことを改めて考えさせられたのが、デジタルハリウッド(以下デジハリ)での仕事でした(昨日1ヶ月ぶりくらいに出動しました)。

やりたい!から発動する驚きの行動力

隔週くらいの頻度ですが、私はデジハリで受講生の方にWeb制作のトレーニングをする仕事をしています。受講生の大半の方はゼロベースでWeb制作の技術を学びにいらっしゃるので、「HTML(プログラミング言語みたいなもの)とは何ですか?」など、かなり根源的なご質問を頂戴します。

無駄に何十年もWeb制作に関わっていると、基本的なことはもはや当たり前になってしまい、「HTMLってそもそも何だっけ?」などと考える機会は稀です。そうか、そもそも何なんだっけ…? と、原点に引き戻されることが度々あります。「忘れていた何か」を度々思い出させてくれるのですね。

昨日印象的だったのは、近所のお店に「お店のWebサイトをつくりませんか?」と投げかけて、サイト制作を請けおっている(これから提案しに行く)という受講生の方が4人もいらっしゃったこと。

なにそれ、すごい。

これまで家族や友人、知人が営むお店や会社のサイト制作を提案する、という方は結構いらっしゃいました。ただ、何のつながりもない、近所にあるというだけで提案に乗り込むというアグレッシブさは、今まであまりお目にかかったことがありませんでした。

そんな受講生の方々に共通するのは、

「やりたい!」

なのです。

デジハリの典型的なコースは、半年で50万円近い受講料が必要です。それだけの時間とお金を投資をするのですから、卒業後に何としても仕事につなげるのだ、という義務感ももちろんあると思います。そんな事実はあるにせよ、各受講生の方が言葉にされているかどうかは別として、どこかに「やりたい」という気持ちがあふれていたり、にじみでていたりするのを感じるのです。

やりたい気持ちを忘れていないか?

そんな受講生の方々と対峙していると、

自分はどうなの?
仕事はたのしいかね?

と自問せざるを得ません。

私も、もともとは「やりたい」という気持ちで勝手に覚えていった技術です。昔は電話回線でピーヒョロロなんて音を出しながらネットにつないでいたので(※)、膨大な電話料金を発生させて親を怒らせたり、回線速度が遅いがために不具合の理由を探るのに深夜まで作業しながら2〜3日かかったり、そんな熱意をもとにしていました(余談)。

そんなことを、デジハリに行く度によく思い出します。

デジハリにはかれこれ2年以上携わっているので、もう相当数の卒業生を見送ってきました。Webの道に進むことを断念された方もいますし、無事にWebの仕事に携わっている方もいらっしゃいます。過去の受講生の方は今頃何をしているかな? もともとの「やりたい」気持ちはまだ持てているかな? そんなことを思うこともあります。もし何かを見失いつつあるのなら、母校に顔出ししていただけたら、私のように原点を思い出すものがあるのかもしれません。

自分の「やりたい」気持ちの原点に立ち返って、今の自分を見つめなおす、そんな機会を定期的に持ちたいものです。

原点回帰は計画的に。

追伸:
ちなみにお店のサイト制作を自主提案した(する)4名の方のうち、3名の方は2015年7月5日(日)に制作発表を行います。全員男性ですが、奇遇なことにスイーツなお店のサイトを制作されるという謎の共通点をお持ちです。その女子力なに? という突っ込みどころ満載です。アグレッシブだけど、女子力すごいっていう。今から制作発表がたのしみです。

参考:

参考:
かつてインターネットに接続するために必要だった儀式の音「ピーヒョロロ」

松岡正剛さん選書のデザイン本11冊

私はデザイナーという肩書ではありませんが、気持ちはデザイナーのふもぱん先生(他称)です。

デザイン本と一口に言っても無数の本があり、一体何から読んでいったら…と迷うところです。Web系だとどうしても最新技術的な技術書が目に入りやすいところですが(動きが早いのでこういうのも大事)、この道で長くやっていくなら、木の幹にあたるような、思考の土台となる本も自分の中に染み込ませたいところです。

Web界隈だとD.A.ノーマンの『誰のためのデザイン?』(最近改訂版が出ました)あたりは参照本としてよく見かけますね。私が「デザインは見た目にとどまらない、かなり大きい概念なんだな」と最初に考えさせられたのは、大学時代に読んだヴィクター・パパネックの『生きのびるためのデザイン』だったと記憶しています。

最近、デザインというものを大きくとらえる本を読んでいないな、とおぼろげに思っていたところ、松岡正剛さんの「千夜千冊」というサイトでデザインをテーマにした選書が目にとまりました。尋常ではない読書量がある松岡正剛さんが選ばれているとあらば、読む価値がないわけがない…。ということで、これはもはや自分用のメモと化すかもしれませんが、リストアップしておきます。

◉ キーブック

私が読んだことがあるのは、川崎和男さんの1冊のみ。『I DESIGN(私デザイン)』は「一人でも多くが読むことを薦めたい」との評が書かれていました。これは優先度高の本になりそうです。

◉ その他

白状すると、上記1冊も読んだことがありません。柏木博さんの本は、デザイン史に興味があったときに別の本を何冊か読んだ記憶はあります。エットーレ・ソットサスは、私が好きな深澤直人さんが何か言及されていたような…そんな記憶があり、気になります。

大学時代はある程度デザインに関する本をよく読んでいたような気がしますが、気のせいだったようです。松岡正剛さんには遠く及びませんでした(当たり前か)。

想像するに抽象度の高い本もありそうですが、冒頭で書いたように、デザインの解釈を広げたり、深めたり、思い込みを見直したり、そんな契機となる本であるとよいなと期待しています。はたしてすべて読めるのか?

積ん読本が着々と溜まっているわけですが、そのような現実にはフタをして、次なる本欲をふつふつとたぎらせてしまった私なのでした。

積ん読は計画的に。

参照元:松岡正剛の千夜千冊|意表篇INDEX

フリーで仕事を増やすには?仕事の流入経路分析で仕事の源泉を探る

みなさんのお陰でかれこれフリーランス歴3年目のふもぱん先生(他称)です。

フリーランスという働き方は、「仕事が続くのか?」という不安がつきまとう形態の働き方かもしれません。私は営業活動を特にしていないため、今は大丈夫だけどこの先いきなり仕事がなくなったりしないだろうか…徐々に仕事が減って干からびてしまわないだろうか…と、ふと遠い目をすることがあります。

前回は「フリーランスで仕事を得る3つのポイント」について書きましたが、今回は何とか仕事を始めて食いつなぎ、そこから仕事を増やしていくためのヒントを書いてみます。

仕事の流入経路から、仕事の源泉の特徴を探る

これはトレーナーとしてお手伝いしているデジタルハリウッドの仕事仲間から聞いた話が元ネタなのですが、

「仕事の流入経路を分析する」

というものです。

これをやってみると、意外な共通点が見つかることがあります。

例えば私の場合、「学びの場」で知り合った人からお仕事を紹介されることが多い、という特徴が明らかになりました。具体的には、勉強会で知り合った人、(僭越ながら)自分が教える立場で知り合った人、大学時代の友人や先輩後輩です。

この事実を応用すれば、私の場合「学びの場」へ積極的に参加する、またはその関連の人との接点を掘り起こすことで、仕事を拡大していけるのではないか? という仮説が立てられます。

即効性が期待できる仮説ではないかもしれませんが、自身の実績に基づくものですので、指針としては期待できそうです。

仕事の源泉の探し方

分析手順としては簡単で、

  1. これまでの仕事を洗い出す
  2. その仕事の依頼者や紹介者の名前を書く
  3. その依頼者、紹介者とはどこで出会ったかを書く

以上です。

そこで何か共通点がないか探してみましょう。いつ、どこで、どうやって知り合ったのか? 紹介してくれた人は誰か? …など。何らかの傾向や、キーマンが明らかになるかもしれません。

ちなみに、この分析についてお話をしてくれた仕事仲間は、「アルコールのある場から仕事がやってくる」でした。笑

普段からよく呑んでいるようで、バーで見ず知らずの人と知り合いになり、外人さんから仕事をもらったこともあるそう(しかもなかなかよいお仕事だったそう)。仕事が減ってきたな〜と思ったら、酒を呑みに行けばいいわけですね(?)。

今回はフリーランスという前提で書きましたが、会社の取引相手に置き換えてもできるのではないかと考えています。

未来の仕事へのアプローチにもなる?

今回のお話は受注実績から原因を探るというアプローチですが、もしかすると未来から逆算するアプローチもありかもしれません。

「こんな仕事をしたい」
「◯◯さんと仕事をしたい」
「◯◯会社と仕事をしたい」

そんな希望的仕事を妄想し、洗い出すことで、それらの仕事をするには、どこへ行けばいいのか? どんな人に会えばいいのか? 共通する何かが自ずと見えてくるかもしれませんね。

仕事の流れの分析と設計は計画的に。

フリーランスで仕事を得る3つのポイント

気づけばフリーランス3年目のふもぱん先生(他称)です。

不思議なご縁もあり、私はデジタルハリウッド(通称デジハリ)で「トレーナー」という肩書のお仕事をさせていただいています。Web制作の技術を学び、最終的にはフリーランスとしてはたらくということを目指している方が多くいらっしゃるのですが、度々質問されるのが…

「どうやって仕事を受注しているのですか?」

…ということです。

前段として…私は正直なところ、計画的にフリーランスになったわけではなく、営業活動もしていませんでした。前職のお客様とのつながりも引っ張ってきていません(引っ張ると怒られそうなので)。

それでもこの2年ちょい、何とかやってこれましたし、借りれないかもと思っていた家も無事に借りることができましたし、つくれないかもと思っていたクレジットカードも普通につくれましたので、この場に書く意味はある程度あるであろう…ということで書きます。

以下に書くことは、当初から狙ってやっていたというよりは、今振り返ってみて、結果的にそうだったな、と経験から感じたことです。大きくは以下の3つがありました。

  1. 日頃から発信する
  2. アウェイに行く
  3. ゆるいつながりを大切にする

 

1. 日頃から発信する

好きだから、なのですが、私は主にTwitterや(たまに)FacebookでWeb系のことを発信してきました。経歴が実際にそうということもあるのですが、「私=Webの人」という見え方をすることが多いので、自分が思っている以上に認知されています。

これは一朝一夕にできることではないのかもしれませんが、これから新しい挑戦をするなら、

「こんなことを始めた」
「こんな仕事をしたい」
「こんなことを手伝いたい」

こんな発信をするだけでも、何かきかっけが生まれるのではないかと思います。興味があれば、日頃から情報に接しているはずですので、おもしろいと思った記事をシェアすることから始めてもいいですね。

経験上、お仕事の相談は、自分の予想外のところからやってきます。誰が見ているかもわからないけれど、発信してみる、というのは一見効果が見えにくいものですが、有用な投資だと感じています。

2. アウェイに行く

仕事をしていると、どうしてもその専門の分野の勉強会やセミナーに行きたくなるものです。それも大切ですし、私もしばしば行くことはありますが、それだけではやはり世界は限定されます。同業の中では、自分の持っている価値が相対的に低くなりがちです。

例えば、「私は HTML を全部手打ちでコーディングできます。」と Web 界隈の輪の中で言っても、「まぁ基本だよね。」となって終了です。

自分の仕事とはあまり関係のない分野(完全に離れてしまうのもダメかもしれませんが)の勉強会やセミナーへ行くと、アウェイである分、自分の専門分野について知らない人が周囲に多くなります。例えば「 HTML って一体なんですか?」という世界。そうすると、相対的に自分のもっている価値は高くなり、相談を受ける機会も増えます。

このあたりは振り返ってみて気づきましたが、「自分の力を必要としている人がいそうなところへ自ら動く」というのが大切です。ある方は、類似のことを「市場移転する」と表現していました。

3. ゆるいつながりを大切にする

私がフリーランスになることを決意したのは、知り合いの方から継続的なお仕事の相談をいただいたからでした。それだけではやっていけないかもしれない…とは思いましたが、「何事も経験でしょう」ということで踏み出した次第です(ある程度蓄えもつくっておいたので)。

フリーランスになって1年半ですが、当初は仲のいい友人や、前職の強いつながりなど、一見すぐに相談をいただけそうな方からのお仕事はありませんでした。はじまりは深い仲ではない方や、もう何年も会っていないような方からの相談がメインでした。

よく考えてみると、関係が深い仲だとお金というものを間に介在させるのは抵抗があるようにも思いますし、当然なのかもしれません。フリーになってすぐにはありませんでしたが、深い仲の人は、その方の知人を紹介してくれる、ということが後々増えていきました。

以上、かなりざっくり書いてしまいましたが、冒頭の会ではこんなことを話したり、話さなかったりしました。

私は営業っぽい動きがあまり得意ではない、元々内向的な人間です。フリーランスとして2年ちょいやってこれたのは、みなさまとのつながりあってこそだな、と改めて思いました。感謝、感謝です。

ありがたいことにいつもお仕事には恵まれておりますが、もし画面の前に「おい、普門、はやくレスよこせよ」と思われている方がいらしたらすみません…。仕事以外のこともやらないとダメになる、というのが最近の反省であり、ブログはその懺悔的なサムシングなのです。

まだ書きたいことはありますが、機会があればまた改めて。

フリーランスへの第一歩は計画的に(私は計画的無計画的でした ←言いたいだけです)。

Google先生が特別扱いしてくれるかもしれない「構造化マークアップ」

かつてはセミナーのレポートを書くのも仕事だったふもぱん先生(他称)です。

書籍『現場のプロが教えるHTML+CSSコーディングの最新常識』発売記念イベントがある、というお誘いをいただいて渋谷はヒカリエ、株式会社ディー・エヌ・エー様のおしゃれな社食 Sakura Cafe に行って参りました。

前職で経営層向けにセミナー参加の報告を度々しており、そのノリでまとめだすと眠れなくなってしまいます。ひとまず、ピンポイントにメモ的記録です。

お品書きとしては、

  1. HTML+CSSコーディングを取り巻く環境の変化(大竹孔明さん)
  2. Webデザイナーに求められるHTML+CSSスキルセット(中江 亮さん)
  3. 実践! 構造化マークアップ(小川裕之さん)

の3本立て。

それぞれ25分という短い時間でしたので、ダイジェスト的な内容ではありました。率直に言って、つまり本を買えばよいのです。買いなさい。そして読みなさい。

強いて言うなら、「あ、そう言えば気になっていた。」というのが3番目の「実践! 構造化マークアップ」にある、「構造化マークアップ」というもの。

こちらは3年ほど前に、サイバーエージェントさんで行われた連続セミナーに参加した際に知り、気になっていたのでした。今さらながら、そのことを思い出したのです。

ざっくりまとめると、検索エンジンがWebページ内の情報を正確に理解できるように工夫する、というものです。一般的に言うSEO対策の中でも、少し踏み込んだ内容と言えるかもしれません。

何がよいのか? ざっくりまとめると、検索エンジンがWebページの内容を正確に理解できるようになり、場合によっては検索エンジンが特別扱いしてくれるようになる(かもしれない)工夫です。

今回のセミナーの資料ではありませんが、検索してみると以下スライドがありました。このスライドによると、ネットショップのクリック率が約5%改善したとのこと。

 

大手企業のサイトならともかく、個人サイトでやっているところは少ないんでは? と思い、少し調べてみましたが、かのイケダハヤトさんのサイトはなんと導入していました。さすがです。世界的にかなり売れている WordPress のテーマを調べてみると、普通に記述がありました。さすがです。

仕事上提案するとなると、また考えるべき点がいろいろ出てきてしまいますが、個人サイトでいずれテストしてみたい内容です。

学習と実験は計画的に。