「また会いたい人」は第一印象でほぼ決まる

打ち合せでカフェや飲食店に入ることが多いふもぱん先生(他称)です。

書いてしまえばフツーのことですが、「人の第一印象」は営業的な観点で超重要だな、と最近度々思います。私は打ち合わせでカフェや飲食店によく入るのですが、「あ、ここはまた来たいな」と思うお店は大抵、人(店員さん)の第一印象がよいのです。

第一印象が大事だということは、世の中のありとあらゆる人が指摘する、至極当たり前のことかもしれません。が、当たり前のことほど、うっかり忘れてしまうことも多々あります。空気に感謝することがないのと同じです(極端?)。

私が最近行って「また来たいな」と思ったお店は、神宮前にある《navarre(ナヴァー)》というカフェでした。

暑苦しくない、適度な笑顔による挨拶に始まり、おすすめを含めた簡潔でわかりやすいメニューの説明、目を見ての会話、お金のていねいなあつかいなど。最初の1〜2分のやりとりで、「また来たい」と思ってしまいました。席についたあとも、「WiFi、使われますか?」など先回りしてニーズに応えてくれたり、陽ざしが強かったので「ブラインドをお下げしますね」と気を回してくれたり、終始印象がよかったお店です。

箇条書きにすれば、こうなります。

  • 挨拶ができる
  • 気持ちよいコミュニケーションができる
  • 充分な商品知識とプレゼン能力がある
  • 相手のニーズを読み取る
  • お金をていねいにあつかう

どれも多くの仕事において重要な要素ですね。

今回引き合いに出させていただいた《navarre》さんは、特別高級なお店ではありません。ドリンクは500〜600円前後ですし、ランチも1,000円台です。普通と言えば普通のお店かもしれませんので、そこであれこれ求めるのはどうよ? という考え方もあります。

ただ、カフェや飲食店は無数にあり、どこに行くか決めるのも大変です。それだけ競争相手が多い中で、初回来店時から「また来たい」と思ってもらえるかどうか? はお店にとって営業上の重要なテーマと言えるのではないでしょうか。私は次の場所探しで困ったら、《navarre》さんを選択します。

少し突っ込むと、お店はもとより、店員さんに感動しています。次回行ったときに、また同じ店員さんがいらっしゃるとは限りませんが、同じ印象の店員さんが他にもいらっしゃれば、今度はお店のファンになりますね。

私はフリーランスとしてはたらいていますので、提供する技術やサービス以前に自分自身が商品だと感じることが多々あります。これは会社員の方でもそう変わらないはず。仕事はもちろん、プライベートでも、人としての第一印象を再点検してみることは検討に値することだと思うのです。

自己点検は計画的に。

navarre(ナヴァー)