“モヤモヤ貯金” を分割払いする

やりたいことをする時間がない…という声はよく聞きます。

すると、

馬鹿者! 自分の予定もスケジュール化せよ! 仕事にメリハリをつけよ! 夢に日付を!

…という声も聞こえてきます。

はたまた、「やりたいこと」は、実はそんなにやりたいことではないのでは、とも。

“モヤモヤ貯金” を積み立てない

自分のやりたいことは人それぞれでしょうし、そのやり方もさまざまあると思います。

私の場合は、「仕事や家事、趣味をくっつけてしまう/混ぜてしまう」が一つの回答です。「ワーク・ライフ・ブレンド」と表現される方もいらっしゃいますね。

最近で言うと、仕事はポモドーロテクニック(25分集中+5分休憩を繰り返す)を実践中ですが、5分休憩の間に小さい家事や雑務をやってしまいます(休憩になってないのでは?という質問は受け付けません)。

また、先日健康診断を受けましたが、今年はより健康に気を配りたいので、ランニングをできるだけするようにしています。ランニングをするときは、その帰りにスーパーで買い物をします。

今日は打合せ前に趣味の喫茶クエストをしつつ、打合せ準備や事務作業をしました。毎日日課としているこの投稿も、打合せ帰りの移動中に書いております。一時期は某パイセンにならって、歯を磨きながら本を読んでいました。

やろうと思えば、いろいろくっつけたり、混ぜたりできるものです。

反面、どれもゆったりできるものではないですし、集中できないものもあります。特に「ながら」になるものは気になるところ。

今日の喫茶クエストも滞在30分くらいでしたでしょうか(客としては優秀です)。

とは言え、やりたいのにできない、という “モヤモヤ貯金” の残高を増やすよりは、気になるなら分割払いしてしまえばよいのではないでしょうか。

分割払いが続かないなら、それは自分にとってそれほど重要ではないのかもしれません。

というわけで、本日は神保町の「古瀬戸珈琲店」というところへ。

古瀬戸珈琲店(神保町)

珈琲ユニット「 KAFE TRIO 」のワークショップに参加いただいた方が Facebook に投稿されており、行ってみました。

渋谷の羽當、新宿の凡、同じく神保町の珈琲舎 蔵などに共通する世界観で好きでした。

カップがずらりと並んだ棚が壮観なのです(いつも地震きたらどうするんだろう? などと勝手に心配しています)。

古瀬戸珈琲店(神保町)

モヤモヤの発散も計画的に。

2015年は「自分軸」が一層求められる

外で打合せがない日は、家で仕事をする機会が多い今日この頃。

家にいると家事をすることも多いので、その際に耳学問をするようにしています。まだ使っている人はいるのだろうか? とちょっと疑問なのですが、Podcast を聴いています。

昨年の後半から聴き始めたのは『小阪裕司の、商売の極意と人間の科学』というビジネス系のもの。小阪裕司さんは、本の師匠にすすめていただいた『自分らしく稼ぐ。』という著書を読んでいたこともあり、知っていました(同書はいい本ですが、現在は古書でしか入手できないようです)。

選ばれ続けるための「軸」が重要になる

今日は昼食の焼きそばをつくりながら、この Podcast の年末&年始の番組を2つ続けて聴きました。

  • 第8回 小阪的・2014年を漢字一文字にすると
  • 第9回 小阪的・2015年を漢字一文字にすると

結論は、

  • 2014年は「選」
  • 2015年は「軸」

ということでした。

2014年の「選」は、世の中の物事がよく選別されるようになった、吟味して選ばれるようになった、とのこと。2014年は消費増税がありましたが、「これは自分にとって必要だろうか?」そんなことをよく考えてモノやサービスを買う消費者が増えた年ではないか、と。

2015年の「軸」は、先ほどの「選」とリンクしています。モノやサービスを提供し、選ばれる立場の人は、ぶれない軸のようなものが一層求められる、とのこと。2014年の「選」がより厳しくなっていくと考えられています。

軸をつくるには「絶対的な思考量」が必要

吟味する人から、いかに選んでもらえる「軸」をつくるか? これには「絶対的な思考量」が必要とのこと。

「ここまで考えられているなんてすごい。」

そんな感動を呼ぶくらい考えられているか? それが大事ということですね。

自分たちは何のために存在しているのか? 誰のどんな役に立てるのか? どこを磨いていけば、どんな人や会社に選ばれるようになるのか? 深い問いを自分に課していくことが必要です。

小阪さんのアドバイスとしては、この「軸」を定めてから動こうとするのではなく、常に問い続けること、お客様からの反応をよく知ることが大事、とお話されていました。

どれだけ考えて軸をつくっても、それが正しいかどうかは行動で検証するしかありませんし、世の中は変化し続けています。ある程度考えたら、行動と見直しを繰り返していくことが必要なのでしょうね。

この「軸」は、昨年仕事量が増える中でずっと課題と感じていた一文字。

フリーランスとなり、最初のうちは可能性を狭めずに、まずはいろいろな仕事を受けてみようと考えていました。間もなく丸2年がたち、これから3年目をむかえるにあたっては、この「軸」が課題です。自分が提供できる価値に集中するため、何を磨き、何を捨てるか、よく考えねばなりません。

みなさんにとっての軸は何でしょうか?

自分軸の見直しは計画的に。

関連:Podcast『小阪裕司の、商売の極意と人間の科学』

関連:本『自分らしく稼ぐ。』小阪裕司 著

幸せの種を日々拾い上げておくこと

フリーランスになってから平日と土日の区別がなくなり、土日に仕事をすることも日常茶飯事です。

フリーランス生活は間もなく丸2年となりますが、1週間から2週間に1日はゆっくりする日が必要だな、と思うに至りました。ペースは人それぞれだと思いますが、昨年1年間の手帳を振り返っていたら、自分に適したペースはこれくらいだな、と改めて気づいた次第です。

手帳を振り返る際に意識したのは、「たのしい」や「幸せ」という言葉。

昨年、フリーランス仲間と「幸せとは何か?」を話し合う、という謎の取り組みを定期的にしていたせいもあるでしょうか。笑

冷静に自分を観察してみると、快晴の午前中に布団を干したり、洗濯物が風にゆられる様を窓からぼんやり見たりする、そんな穏やかな時間に幸せを感じている自分にも気づきました。幸せは身近に転がっているものなのかもしれません。

自分にとって何が幸せなのか? は、意外とわからないものではないでしょうか。

私にとっての主な幸せは、今のところ「気のあう人たちとごはんを食べる」です。ごはんは普通のごはんで構わなくて、もちろん、おいしければよりうれしいですね。

今日は仕事のことは置いておいて、ゆっくりと1日を過ごしています。

お馴染みのお店でケーキを買い、友人が焙煎してくれた珈琲豆で至福の一杯をいただく午後。マグカップは数年前、友人にいただいたお気に入りです。おいしい上に、つくってくれた人のことや文脈まで味わえるのはありがたいです。

そう言えば、昨年は自炊も積極的にするようになりましたが、

料理のレシピに文脈も入れる

などとも書いていました。料理に文脈があると、幸せ度が増します。

みなさんにとって、幸せなことはどんなことでしょうか?

日頃から幸せの種を意識して拾い上げておくと、普段の生活がより幸せに感じられるかもしれません。

自分の感情観察も計画的に。

「何となく体調が悪い」の思わぬ原因

ユニクロをはじめ、一般にも広く知られるアートディレクター/クリエイティブディレクター 佐藤可士和さんの本『脳年齢25歳!? 佐藤可士和の頭が冴える食生活』を読みました。

2007年に出た『佐藤可士和の超整理術』という本が売れ、最近では『佐藤可士和の打ち合わせ』なるものまで出ています。いかに佐藤可士和さんという人物が注目されているかわかりますね。そんな中、ついに「食」の分野にまで…と思い、手にとったのがこちらです。

本自体はミーハータイプにおすすめ

自分という人間は、口に入れたものでつくられています。

ゆえに、食生活と、クリエイティブディレクターという仕事や思考、創造との関連には興味がありました。

ただ、率直に言うと、「どんな食生活を送ると脳が冴えるのか?」という疑問に対する回答は、それほど深くは書かれていない、というのが感想です。

何を期待するか? 次第ですが、佐藤さんの自宅のキッチンってどんななの!? どんなキッチン用品使っているの!? どんなお店で外食するの!? といった、ややミーハー根性をお持ちの方におすすめです(私はまぁ…ちょっと…あるんです…佐藤さんの自宅を設計されているのが手塚貴晴・由比夫妻と知って、おぉ、そうなんだ〜、有元葉子さんのキッチンツールを結構お使いなんだな〜なんて思ってしまうわけです)。

気づきにくい「遅発型フードアレルギー」

この本をきっかけに得たヒントは「遅発型フードアレルギー」というものです。

一般的に「食品アレルギー」から想像されるのは、何かを食べるとじんま疹が出る、呼吸困難に陥るなど、あからさまな影響が出る「即時型」と呼ばれるものです。

「遅発型」は食べてから数時間〜数日たって症状が現れるもので、症状は肌あれ、疲労感、イライラなど、”何となく体調が悪い”といった症状とのこと。これはわかりにくいですね。慢性的に感じている身体の不調は、もしかしたらこの「遅発型フードアレルギー」によるものかもしれません。

ちなみに佐藤さんは検査の結果、好物だった卵や乳製品で遅発型アレルギーが判明したとのこと。くわしい治療方法は本書にゆずりますが、半年間、卵や乳製品をほぼ断つことで、体調がすこぶるよくなったそうです。

気になったのは、

健康に気遣う人ほど「体のために毎日食べているもの」があると思いますが、実はこういうタイプが遅発型フードアレルギーになりやすいといいます。たとえば腸のためにと食べているヨーグルト、健康のために毎日欠かさず食べているゴーヤに強い陽性反応が出た、というような事例もあったそうです。

とのこと。

毎日よく食べているもの、すなわち好物もきっかけになりやすいようです。食事は偏りをつくらず、いろいろな種類を食べた方がよさそうですね。

私は目立った即時型のアレルギーはないのですが、目立たない遅発型のアレルギーは気になります。ちなみに本書の中で登場する「三番町ごきげんクリニック」は、検査料が40,000円。初診料が10,000円ということなので、50,000円はかかる模様。なかなかのお値段です。

軽く調べてみると、Amazon で検査キット「IgG 96 スタンダード・フード・パネル」が 28,728円で売られていました(こんなものまで売られているんですね)。

まだちょっと詳細不明ですので、『その「不調」、あなたの好きな食べ物が原因だった? 遅発型フードアレルギー』なる本を読んでみることから始めてみようかと考えています。本件はまた気になることがあれば、書いてみますね。

自分の身体を知ることも計画的に。

「心地の質」から考える自身のデザイン

雑誌『暮しの手帖』で密かにたのしみにしているのが、プロダクトデザイナー深澤直人さんの連載「暮らしのデザイン」。他にも佐藤雅彦さんの連載もあり、こちらも楽しみにしています。

同誌No.72 2014年 秋号の深澤直人さんの連載は、「心地の質」という内容でした。

一般的に「デザイン」というと、まだまだ見た目の美しさや格好良さを指すことが多い印象ですが、そういった「見た目」ではなく「心地よさ」をつくることがデザインの役割である、と指摘されています。

連載の冒頭に以下のような具体例がありました。

例えばエアコンや空気清浄機のデザインといえば、以前はその機械の「形」をデザインとして評価しようとしていた。しかし時代はもはや、その姿は壁の中に隠し、形ではなくそこから出てくる空気の質の善し悪しや、心地いいかどうかが問われるようになったというわけである。

これはエアコンが果たす本質的な価値にフォーカスが当たるようになってきたことを意味します。

いくら見た目がよくても、エアコンとしての役割を十分に果たさないのなら、それはエアコンとしての価値よりも、オブジェとしての価値にフォーカスが当たっているということですね。冷静に考えれば当然のことではあります。

デザインに関心のある方にとってはよくある考え方ですが、一般的にはまだ浸透していないかもしれません。

私が普段仕事をしている Web の世界では、「 UX(User Experience/ユーザー体験)」という単語でふれられることがよくあります。これも先ほどの例と同様で、Web サイトそのもの見た目ではなく、Web サイトを通じてどういう体験やサービスを提供できるのか、そのことが重要である、という考え方です。

ソニーのウォークマンに代わった iPod も、何千曲もの曲を手軽に持ち運び、ネットワークから音楽をダウンロードできるという、製品以外の音楽体験をデザインしたと言えるでしょう。ソニーのウォークマンも、元は歩きながら音楽を聴けるという体験をデザインしたのだと思います。

どう見られるか? どう思われるか?

よりも

どう感じられるか?(心地よいか?)

が、より本質的に重要ということですね。もちろん、どう見らえるか? が重要ではないということにはなりませんが、心地よさが、見た目の上位概念には位置すると考えます。

「心地」と言えば、カフェや喫茶店などのお店の「居心地」などを連想します。私はスターバックスが好きですが、正直なところ、ドリンクよりも居心地に対価を払っているなと度々思います(最近どこも混んでいるので悩ましいのですが…)。

「居心地」と言えば、一緒にいて気持ちのいい人、という意味で人にも当てはまります。身だしなみという見た目に限らず、立ち居振る舞い、話し方、所作といった複合的な要素で、その人が他者に与える体験が変わります。

自分は人にとって心地よい人物だろうか? 「自分自身のデザイン」を見直したいですね。

自分のリ・デザインは計画的に。
 

ワンコイン健康診断へ行くの巻

本日は朝から区の健康診断へ。

昨年はフリーランス2年目で少々あわただしくしていたこともあり、健康診断を受けないまま1年が過ぎてしまいました。会社員時代は自動的に健康診断のお知らせが来ていましたが、今や自分の意思で手続きをしないと受けられません。まさしく自己管理の世界です。

500円で受けられるということもあって、会社員時代の検診よりも簡易なものでした。主なメニューは以下の通り。

  • 問診票
  • 食事調査アンケート(妙に詳細な記述を求められる)
  • うつ傾向調査アンケート
  • 検尿
  • 身体測定(身長・体重・腰回り・胸囲)
  • 対面診察
  • 採血

会社員時代はあったレントゲンやX線などはなし。設備自体はあるようでしたので、年齢次第で受けるようになるのでしょうか。

私は身長の割に痩せ型で、いつも「痩せた?」と人に言われます。

本日の身体測定でも、担当のおばちゃんに笑われました。

「女性だったらモデル体型ね〜。」と。

ついでながら、

「珍しい苗字ですね。芸名ですか? 作家さん?」とか。

平日の朝っぱらから行ったからでしょうか。

引き続きデブエットが必要な私です。

さて、今回は基本的な健康診断を受けましたが、簡易なものでしたので、いわゆる人間ドックのようなものも受けた方がよいのかな…とも考え中です。

調べてみると、それなりのお値段。どれくらいの内容でチェックしてもらうかが悩みどころです。中にはアジア圏の有名病院へ人間ドックしに行く方もいらっしゃるようです。その方が実は安いのだとか。

ここ数年話題になるDNA検査のようなものも興味ありです。あくまでも傾向しかわからないと聞きますが、その検査結果を元に、人間ドックで受ける内容を検討してもいいのかもしれませんね。

自己管理が前提だと手がかかりますが、調べる中でいろいろな選択肢に気づけるのはおもしろいものです。

健康づくりは計画的に。

自分で考え、行動できることの幸運

年末年始、時間があるうちに気になっていた映画『きっと、うまくいく』を観ました。

日本では2013年5月に公開され、当時、周囲の友人たちが絶賛していたため、長らく気になっていました。

結論から言うと、観てよかったです。

本作はインドを舞台とした大学生たちのストーリー。親の期待を背負いながら、よい成績をとり、よい就職先をえることに奔走する学生たち。そこに「それでいいの?」と疑問を投げかける天才的な主人公。大いに笑えるシーンがあるかと思いきや、いきなりシリアスな展開になったり、感動的なシーンがあったり、約3時間を長いなんて思わせない作品です。

Wikipedia によれば、

スティーヴン・スピルバーグは「3回も観るほど大好きだ」と絶賛

とのこと。

一貫したメッセージは、「人の人生を生きるな。自分が情熱を注げる人生を生きろ。」ということです。

ここで思い出すのは、スタンフォード大学での Steve Jobs の有名なスピーチです。

Your time is limited, so don’t waste it living someone else’s life.

あなたの時間は限られている。だから、他人の人生を生きて、時間を無駄にしてはならない。」というような意味ですね。私が感じた『きっと、うまくいく』の一貫したメッセージと共通します。

自分で考え、行動することの原体験

ちっぽけなものですが、私にも身に覚えがあります。

私は親のすすめで中学受験をしましたが、正直なところ、当時は乗り気ではありませんでした。結局受験をして私立の中高一貫校に入りましたが、振り返ると中学受験は正しかったのか? ずっと疑問が残っていました。

その経験は大学受験のときにもつながり、私は一度現役で入った大学を辞め、別の大学に入りなおしています。

大学を辞めると言い出したときは大変なことになりましたが(親からすれば当然ですね)、結果的には、自分で考え、判断し、行動したことで、自分の望む道に進むことができました。両親も最終的にはよろこんでくれました(予想外の成果だったのでしょう)。

今思えば “青かった” 部分も多々あるのですが、当時の経験は自分にとって大きな財産になりました。経済的な負担を強いる愚息に、もう1度挑戦させてくれた両親には感謝してもしきれません。自分は恵まれている、と心底思いました。

選択できる、という幸運

映画の中でもそうですが、親は子に「こうなってほしい」という何らか希望を持つのだと思います。ただ、それがよい方向にはたらく場合もあれば、そうでない場合もあります。

親からすれば永遠に子どもかもしれませんが、自分の生きる道を決める歳になれば、もう自分で考え、行動するようにうながさなければいけないのでしょうね。

私は大学受験のとき、幸いにもよい結果をえることができましたが、もし失敗しても後悔はしなかったと思います。自分で考え、行動したことなら、結果はどうあれ納得できます。それが、他人に決められた選択肢だったら、きっとそうはならず、ずっと後悔を引きずっていくことになったでしょう。

一方、世界には自分の望む道を選択できない人が大勢います。

自分で考え、多くの選択ができる環境がいかに恵まれているかを忘れてはならない。そんなことも考えた映画なのでした。

自分で考えることも計画的に。

 

文字好きフレンドリーな映画監督

2015年の映画初めは自宅で『ダージリン急行』でした。

ウェス・アンダーソンという監督の作品です。おすすめしてもらって知りました。

が、文字好き(フォント好き)な私が見落とすとは実にけしからん映画監督でした。

昨年は同監督の『ライフ・アクアティック』、『ロイヤル・テネンバウムズ』もおすすめいただいて観ましたが、明らかに文字がいい存在感を放っています。ちなみに「 Futura(フーツラ) 」というフォントが多用されています(『ダージリン急行』は謎)。

Futura

この「 Futura 」は、フォントの中ではメジャーなもので、きっとどこかで見たことがあるかと思います。先ほどの『ロイヤル・テネンバウムズ』でも随所に登場します。

ロイヤル・テネンバウムズ

ロイヤル・テネンバウムズ
いずれも “Royal Tenenbaum’s World of Futura” より

ウェス・アンダーソン監督の映画をすべて観たわけではありませんが、今のところどれもセンスがいいです。私の中ではストーリーよりも世界観を味わう映画。

ちなみに商業映画としてのデビュー作『アンソニーのハッピー・モーテル』は、「こんなの作ってたんすか」というツッコミをいれたくなる作品ですので、センスを感じたい場合は観なくてOKです。笑

今回はフォントについてふれましたが、音楽やファッションなども味わいたい要素です。

『ダージリン急行』で度々出てくる旅行カバンが気になりましたが、エンドロールでルイ・ヴィトンのデザイナー マーク・ジェイコブスによるものとわかりました。野生動物のイラストは監督の弟、エリック・アンダーソンが描いているようです。

" The Darjeeling Limited: Luggage by Louis Vuitton " より
” The Darjeeling Limited: Luggage by Louis Vuitton ” より

文字(フォント)という切り口でおすすめの映画がありましたら、ぜひ教えていただきたいです・・というのはピンポイント過ぎるので、世界観や映像美をたのしめる作品がありましたらぜひ。

おすすめされた作品の鑑賞は計画的に。

人生の3人ユニットを組む

2年ほど前から始めたコーヒーユニット「 KAFE TRIO 」の年初ミーティングを行いました。

コーヒーをゆっくりいれることで、あわただしい日常から離れる時間をつくろう。そんなコンセプト(のようなもの)で活動しており、昨年から場所もお寺を中心に開催しています。

もともとは私と先生役の2人で始めた活動ですが、昨年から3人で活動し始め、「 KAFE TRIO 」という名前もそのときに話し合って決めました。

今回の年初ミーティングでは、昨年3人でうなりながら考えたコンセプトのことも気にしながら、過去の反省とこれからやりたいことを自由に話し合い、3時間でざっくりと年間スケジュールまで落とし込みました。いかにも仕事っぽいのですが、趣味の延長なので苦もなく、あっという間の3時間。

あれ? 自分自身のことですら年間計画などあやしい状況なのに(年間でしたいことまでは出ているのですが)、不思議なものです。何の強制力もない活動なのに、話が早かったと感じます。

「三人寄れば文殊の知恵」と言いますが、この効果はよく感じます。

もともと2人で始めた活動ですが、3人になってから、よりお互いの得意分野や特徴が活かし合えるようになったと感じます。

3人とも趣味や仕事、人間関係も基本バラバラですので、複眼的に見たり、考えたりできるのもよいです。活動自体もお互いの目がありますので、自然と歯車が動く感覚があります。

自分自身の年間計画すらあやしい、と書きました。この「三人寄れば文殊の知恵」という古の知恵を活かして、自分自身のことも3人でチームを組んで考えていく、というのはいいかもしれません。できるだけ立場や性格が違う間柄で。

3年ほど前、私は仕事以外の人と知り合う機会に恵まれ、自分自身をだいぶ客観視できるようになったと感じます。いろいろな知恵や評価、励ましをいただいたと思います。

よくメンターという存在を持つ方がいらっしゃいますが、同じ立場で議論し合える3人ユニット、または三人衆、またはトリオを結成してみるのはいいかもしれません。

年始で気分も新たな季節、仲間を探してみるのはいかがでしょうか?

冒険の仲間探しも計画的に。

生活に季節感と自然を取り入れる

2014年は新しい家でクリスマスを迎えました。

納得のいく家具をそろえようというポリシーで、引っ越して半年してもまだガランとした家です。

クリスマスはパートナーと雑貨店を歩いていて出会った、小さなサンタクロース氏を迎えてこじんまりと。植物はもみの木…とはいきませんので、こちらも小さく緑のスプレーマムを。

スプレーマムは生けかたが「男前過ぎる」というご指摘があり(←このあたり植物に慣れていないのが丸わかり)、お花にくわしい方からは Facebook で葉をとった方がよいとご教示をいただき、みなさんのおかげでその後、よくなりました。

クリスマスはわかりやすい季節感ですが、最近だと七草がゆなどが近々ありますね。当然の方にとっては当然なのだと思いますが、先人たちが季節とともに生み出した文化や知恵というものを知る意味で、季節のイベントはいいなと思います。知るほど、毎日がたのしめますね。

季節感や、それに付随する文化、それに旬な食材を知るには、うつくしいくらしかた研究所が出している「くらしのこよみ」というスマホアプリが素敵です。

くらしのこよみ
スマホアプリ「くらしのこよみ」

 

植物も正直なところ知識不足で、道端で見かけるものもよくわからないものが多いのです。

今回もスプレーマムを買ってみて、こういう植物なんだな、ということをまじまじと観察しました。都会で生活していると、なかなか自然を意識する機会がありません。時折、意識的に自然と接してみる方法として、家に花や植物を生ける習慣もいいなと最近感じています。

道端で見かけた花の名前は、Instagram に「#何花」というハッシュタグをつけて投稿すると、親切な方がコメントで教えてくださることがあります。最近だと、画像検索で Google 先生が教えてくれるかもしれませんね。

自然はわからないことが多いですが、その分、知るたのしみが無限にあるとも言えます。最近自然にふれる機会が少ない方は、少し意識を向けてみると発見があるかもしれませんよ。

自然とのふれあいも計画的に。