フリーランス3周年と会社員

格安SIMに変更する旨を実家の母に伝えたところ、「お金ないの?」と心配されたふもぱん先生(他称)です。

2016年1月末で、フリーランスになって丸3年。2月から4年目に突入しました。

みなさまのおかげです

お仕事は人様とのつながりと、そのご紹介が100%。
フリーランスになってからの3年間、自分の怠惰な面もありつつも、ほぼ暇なく仕事をしてきました。お仕事のご相談をいただけることには心の底から感謝しております。仕事がなくなれば生活できなくなる身分ですから…母に心配されるのも無理はありません。私が日々、空気を吸ったり吐いたりできるのは、ひとえにみなさまのおかげでなのです。

そもそもフリーになったのも、知人からのご相談がきっかけでした。7年弱勤めた会社をやめ、しばし己との対話をするため(ということにしている)ミスド通いをしていたころ(当時陳列されていたほぼ全商品を食べ尽くした)、お仕事の相談をいただいて、自然とフリーになりました(計画的無計画です)。

時間・場所・人の偏りを見直すことから

大前研一さんの名言としてよく引用されるのが、

人間が変わる方法は3つしかない。ひとつ目は時間配分を変えること。ふたつ目は住む場所を変えること。3つ目は付き合う人を変えること。

というものですが、自分の状況変化はまさに当てはまっていました。

抽象化すれば、「時間・場所・人」ですが、この3要素に関わることを変えたあたりから、自分の生き方も変わりました。ヒントは「偏り」です。この3要素に長らく偏りが生じていると思う節があれば、それは変えどきなのです。

私の場合は、会社員当時、「時間=仕事・場所=会社・人=同僚」が90%くらいを占めていました。これは変えどきです。もちろん一時的にはありですが、偏り期間が長過ぎると不具合が出てきます(感覚的には3年で1周期)。

先の大前研一さんの言葉の続きが、

どれかひとつだけ選ぶとしたら、時間配分を変えることが最も効果的なのだ。

ですが、時間の使い方を変えない限り、行く場所も、会う人も変えられません。至言ですね。まずは無理矢理にでも時間の使い方を変え、場所や人の要素を変えることです。私の場合も、仕事以外の時間を意識的に増やしたことが転機につながりました。

会社員も基本はフリーランス

フリーランス3周年ということで、ある程度決まった仕事の仕方が定着してきました。それは偏りになりますし、油断するとルーティンになってしまいます。次の3年(仮)を見すえて、自分の力量や仕事の仕方も見直さないといけないな、と思う今日このごろ。このブログのタイトル通り、「自分のアップデート」ですね。

母からは「早く会社員になりなさい(フリーランスは不安定だから)」というメタメッセージを定期的に受け取ります。

フリーランスになって気づいたのは、会社員もマインド的にはフリーランスじゃないといけないよね、ということ。会社に入れば安泰という時代でない、とよく言われますが、それなら全員フリーランスになるつもりじゃないといけません。

そういうと危機管理のようでつまらないですが、会社員がフリーランス的に動ければ(所属する会社以外の仕事もする)、会社を超えた仕事や人とのつながりで、新しい仕事を生み出しやすそうだな、と妄想します。自社の社員を有期でフリーランスにしてみる、という取り組みをする会社が出てきてもおもしろいのではないかと(もうあるのかな)。

というわけで、今後の私がどうなるのか、私自身もよくわかりませんが、ベースはフリーランス、ということは変わらず、今後も息を吸ったり吐いたりできるように精進いたす所存です。今後とも、何卒、どうぞ、どうか、宜しくご指導ご鞭撻の程、お願い申し上げ、たてまつります候。

「時間・場所・人」の見直しは計画的に。